はじめに
学問や文学で著名な功績を残した人に贈られるノーベル賞と芥川賞。
各分野で活躍し、将来ノーベル賞や芥川賞のような権威ある賞を受賞する人はどこの大学に多く在学しているのでしょう。
今回はこちら二つの賞を大学別に受賞者数を見てみましょう!
ノーベル賞
ノーベル賞は権威ある賞として広く知られていますよね。
でも、そもそもノーベル賞はどんな賞で、どんな人に贈られる賞でしたでしょうか?
ノーベル賞とは?
ノーベル賞は、ダイナマイトの発明者であるアルフレッド・ノーベルの遺言から始まりました。
数多くの爆薬の製造で巨万の富を築いたノーベルは、あることをきっかけに死後自分がどう記憶されるかに着目し、遺言にはノーベルの全財産を安全な有価証券に投資し継続される基金を設立し、毎年の利子を前年に人類のために最大の貢献をした人々に分配するよう記されていたようです。
こうして1900年にノーベル賞が設立され、現在ではその歴史と受賞内容から大変権威の高い賞として知られています。
【ノーベル賞の種類】
■ ノーベル物理学賞
■ ノーベル化学賞
■ ノーベル生理学・医学賞
■ ノーベル文学賞
■ ノーベル平和賞
■ ノーベル経済学賞
大学別ノーベル賞受賞者数
大学 | 人 | |
---|---|---|
1 | 東京大学 | 9 |
2 | 京都大学 | 8 |
3 | 名古屋大学 | 3 |
4 | 北海道大学 | 1 |
東北大学 | 1 | |
埼玉大学 | 1 | |
東京工業大学 | 1 | |
山梨大学 | 1 | |
神戸大学 | 1 | |
徳島大学 | 1 | |
長崎大学 | 1 |
ノーベル賞学者の出身大学(学士)
(1)東京大学 9人
(2)京都大学 8人
(3)名古屋大学 3人
国内では京都大学と東京大学、名古屋大学で複数人の受賞者が出ています。
東京大学と京都大学は僅差となっています。こう見ると、大学の偏差値とノーベル賞受賞は少なからず関係があることが言えると思います。
芥川賞
芥川賞は文学における最も権威のある賞の一つです。
芥川賞もどんな賞で、どんな人に贈られる賞か見てみましょう。
芥川賞とは?
大正時代を代表する小説家の一人である芥川龍之介の功績を記念して、友人の菊池寛が1935年に設立したことが起源です。
芥川賞は年2回発表され、対象は新人作家による短編・中編作品であり、正賞として懐中時計、副賞として100万円が授与され、受賞作は「文藝春秋」に掲載されます。
芥川賞は最終候補作に挙がるだけでも名誉なこととされ、作家として活躍するための登竜門と言われ権威ある賞で知られています。
大学別芥川賞受賞者数
大学 | 人 | |
---|---|---|
1 | 早稲田大学 | 31 |
2 | 東京大学 | 20 |
3 | 慶應義塾大学 | 8 |
4 | 法政大学 | 6 |
5 | 明治大学 | 5 |
芥川賞学者の出身大学
(1)早稲田大学 31人
(2)東京大学 20人
(3)慶應義塾大学 8人
芥川賞の受賞者数が一番多かったのは早稲田大学でした。東京大学は20人と多いながらも2番手となっています。
ただ、国公立である東京大学は私学である早稲田大学よりも生徒数が少ないことも事実で、それぞれの在籍者数は東京大学が27,011人(2020年)、早稲田大学が52,078人(2015年)となっています。
ですので、割合で言うと東京大学はやはり受賞者が多いと言えそうです。
まとめ
今回は、大学別にノーベル賞と芥川賞の受賞者数を見てみました!
やはり日本の頂点とされる東京大学は受賞者数を見ても揺るがない頂点と言っても過言ではないのかもしれませんね!
では、今回はここまで、ありがとうございました!
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